テレビや雑誌でよく見る「メタボリックシンドローム=内臓脂肪症候群(メタボリック症候群・略してメタボ)とは、 肥満・高血圧・脂質代謝異常・高血糖などが重複した状態のことです。 これを放っておくと血管の動脈硬化を急速に進めてしまう恐れがあります。メタボリックシンドロームの診断基準を参考にメタボリック症候群を予防しましょう。
みなさんはメタボリックシンドロームについてどこまでご存知ですか?メタボリックシンドロームについては最近注目されていますが、その基準については知らない方が多いのではないでしょうか。そこでメタボリック症候群の基準について下に記載してみましたので最後に是非ご覧になってください。ところで 実際メタボリック症候群だと疑わしい人の中には、すでに他の病気を隠し持っている可能性があることがわかってきました。。 メタボリック症候群の病気の代表として挙げられるのが、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つです。 肥満によって内臓脂肪が蓄積すると、体の代謝機能に狂いが生じ、高血圧・高血糖・脂質代謝異常などを引き起こします。 これらは血管に悪影響を及ぼし、動脈硬貨を促進させます。動脈硬化には自覚症状がないので、 自覚症状が出てからでは手遅れになりうるということを忘れないようにしなければなりません。 動脈硬化とは、血液を体中に運ぶ大切な役目を担っている血管の壁が厚く硬くなり、血液の流れが悪くなった状態を言い、 脳や心臓の血管に重大な障害が発生すると命に関わる疾患を引き起こす原因にもなるのです。 ただ単にお腹が出てきた、ズボンやスカートが入らなくなってきた、と言うことだけでもメタボリックシンドロームの疑いを 持ってもいいかもしれませんね。
ところであなたはメタボリック症候群になったからと言って諦めてはいませんか?実はまだまだ解決策はあるのです。 内臓脂肪はたまりやすいですが、その逆に減らすことも可能なのです。ここではその減らし方、対策をご紹介しましょう。 肥満には、2種類のタイプがあります。お腹周りに脂肪がついた内臓脂肪型肥満と、太ももやお尻に脂肪がついた 皮下脂肪型肥満。内臓脂肪型肥満がメタボリックシンドロームと深い関わりがあるのに対して、皮下脂肪型肥満は 健康上はそれほど問題にはなりません。内臓脂肪は蓄積しやすい反面、皮下脂肪より燃焼しやすいとも言われ、 食生活の見直し、運動習慣の維持などにより、内臓脂肪を減らすことは十分に可能なのです。下の表を参考に今の生活を見直し、 健康な生活を心がけましょう。
| 食生活 | 運動 | 毎日の体重測定 |
|---|---|---|
| ・常に腹八分目を心がけましょう。 ・栄養のバランスが取れた食事を心がける。 ・濃い味付けよりも薄味に。 ・アルコールの飲みすぎにも注意する。 ・お酒のおつまみも、カロリーの高いものは控えめに。 |
・通勤のときに一駅手前で降りて歩く。 ・できるだけ階段を使う。 ・積極的に歩くよう心がけましょう。 ・毎日散歩を楽しむようにする。 ・週3日以上は、有酸素運動を。 |
肥満や肥満傾向にある人は、適正体重を維持することを意識し、毎日の体重測定を心がけましょう。 |
内臓脂肪蓄積(ウェスト周囲径)を必須条件とし、 血圧、血清脂質、血糖値の3項目のうち2つ以上が基準値を上回る時、メタボリックシンドロームと診断されます。
◎ウェスト周囲径
一般的に言われているメタボリック症候群と言われるウェストサイズは男性が85cm以上、女性が90cm以上です。 これはCT画像検査による内志望面積100cuに相当すると言われています。
◎血圧
最高血圧は130mmHg、最低血圧は85mmHgとなっています。血圧測定は病院内やスーパーなどで無料で計測できる場所があるので計測してみましょう。
◎血糖値と血清脂質
4つ目のメタボの基準は血糖値と血清脂質です。 この両方は血液検査が必要となるので病院などで検査をしてもらう必要があります。 血清脂質でのメタボ数値は中性脂肪150mg以上、またはHDLコレステロール40mg以下となっています。 血糖値に関しては空腹時血糖値で110mg以上となっています。
健康が心配になったらまずは診断測定をしてみましょう。
現代の子供たちは、簡単に食事や間食を摂ることができ肥満傾向にあります。そこで正しい食事や運動の習慣を身につけてもらうために厚生労働省によって子供のメタボ基準が作成されました。自分の子供は少し太り気味かも、と思う方はお子様の健康のためにも一度診断されてはいかがですか?下の表は厚生労働省が作成したメタボ基準となっています。正しい食生活と適度な運動を心がけ、家族全員でメタボを予防しましょう。
| 小学生 | 中学生 | ||
|---|---|---|---|
| @胴囲(p) | 75以上または 腹囲(p)÷身長(p)=0.5以上 |
80以上または 腹囲(p)÷身長(p)=0.5以上 |
|
| A脂質 (r) |
中性脂肪 | 120以上 | |
| HDL コレステロール |
40未満 | ||
| B血圧 (mmHg) |
最大 | 125以上 | |
| 最小 | 75以上 | ||
| C空腹時血糖(r) | 100以上 | ||
*大人も子供も測定値は基準ですので、数値があてはまった場合でもメタボリック症候群とは限りません。心配な方はお近くの病院などで診てもらいましょう。